作業療法とは

  OTって知ってる?  

作業療法は Occupational Therapy(オキュペーショナル・セラピー)

作業療法士 Occupational Therapist(オキュペーショナル・セラピスト)

日本作業療法士協会は、作業療法を「身体または精神に障害のある者、またはそれが予測される者に対して、その主体的な生活の獲得を図るため、諸機能の回復・維持および開発を促す作業活動を用いて行う治療・指導および援助を行うこと」と定義しています。(引用:日本作業療法士協会

作業療法士の基本となる考え方は、多岐にわたる日常生活の行動について思い起こしてみると理解しやすいかもしれません。

人間は朝起きてから夜眠るまでの間に、「着替え」、「洗面・入浴」、「トイレ」、「食事」、「余暇活動(遊び)」、「仕事」、人との交流など、社会生活をする上で大切な行動をしています。

外で人に会うときには、上記のほかに「身だしなみ・お化粧」という行動もするでしょう。食事の際は箸やスプーンなども使用するでしょう。勉強の際はペンで字を書きますし、パソコンだって使うでしょう。これらのことを「応用動作」といいます。

病気によって手足が障がいされると、こういった動作が行いにくくなったり、行えなくなったりします。その結果「社会との交流」が断たれてしまい、「家で引きこもり」がちになることが考えられます。そうならないよう、動きにくい手足で「応用動作」をどのように行うか、作業療法士は取り組んでいきます。

このことは主に身体に障がいをもつ人々にあてはまることかと考えがちですが、精神科領域や老年期障害、発達障害(小児)の分野でもおなじです。

人と会話をする、勉強をする、仕事に行くという生活行動は、すべて脳の意志決定が関与します。このため、作業療法では脳の働きや精神について専門的に学びます。そして、生活の大半を占める「応用動作」について患者さんがあるべき場所でその人らしく生活できる方法を身体的に、精神的側面からアプローチします。

作業療法士は患者さんが「応用動作」を獲得することができるよう、「こころ」と「からだ」に科学的、心理学的に関わるため、「解剖生理学」、「脳科学」、「心理学」などを勉強します。クリエイティブな作業療法士をめざしませんか。